こんばんは。
筑波めだかです。
数週間後に来る産卵ラッシュに備えて、場内整理中でテンヤワンヤです。
ホテイ君の作成とか、効率よく管理のしやすい桶の並べ方とか。
あと数か月で販売可能な品種が倍以上になると思います。
筑波めだかオリジナル品種というのはありませんけど。。
そんな中でも毎年気を遣うのがミジンコです。
ブラインシュリンプは説明書通りの塩分と温度で作れば、まず失敗なんてありません。
でもミジンコは突然全滅してしまったり、思うように増えなかったり。
変な水中生物が繁殖してしまったり。
なので筑波めだかのミジンコは、メダカ以上に過保護にされています。
まずヒルやヒドラ等が湧かないように鶏糞を使いません。
オタマジャクシや飛来物も防ぐため、野外にも置かず通年ハウス内飼育です。
さらには網戸と同じネットでカバーをかけるという念の入れようです。
なぜこんなに面倒なことをするのかというと、その後の管理と作業が楽だからです。
これがミジンコ製造所?のミジンコ。
つまり親となるミジンコです。
これが稚魚孵化桶に行くと、よりたくさんの有機物を摂取して肉眼でもハッキリとわかるほどに2周りくらいの大きさまで成長。
写真でもわかるように、これではまだ稚魚は食べられません。
でもこのミジンコが産んだばかりの子ミジンコを追いかけられるようになれば、もうそこからは急成長。
それにこうして稚魚桶にミジンコを入れておくと、ブラインや粉餌の残りで水が汚れても浄化してくれます。
これが手をかけてまでミジンコを使う意味の、半分くらいのウェイトを占めています。
なのでグリーンウォーターにミジンコを入れると、数日で大きめの苔が底に沈んで水が透明になってきます。
ミジンコは天然の濾過槽ですね。
ミジンコにはタマミジンコ、ケンミジンコ、カイミジンコ等、何十種類ものミジンコが存在します。
餌に最適なのは殻が柔らかいと言われるタマミジンコで、筑波めだかでも純タマミジンコを培養しています。
しかもこのタマミジンコは九州の研究所で培養された耐久卵から孵化したもので、農薬等の物質が一切混ざっていないミジンコなのです!
そこまでこだわるの??
ということですが…
こだわりたい気持ちに応えてくれるこだわりの品があるのだから、そりゃこだわるでしょ(笑)
これが世に存在しないものなら諦めますが、ネットで調べてツテをたどればたどり着く世の中なのですから。
ミジンコ使用意義の半分は、天然濾過槽として。
残り半分は純粋に天然の餌としてですから、口に入るものなら農薬などを有していないミジンコの方がいいと思うからです。
じゃぁ田んぼにいるミジンコを救ってきてはダメなの?ということですが。
確実に農薬を浴びたミジンコだと思いますが、だからといってメダカが死ぬかと言えばまず死にません。
変な子供が生まれてくるかと言えば、おそらく気にするようなことにはならないでしょう。
なのになぜそこまで??ですが…
手元に「全く不安のないミジンコ」と、「もしかしたら不安かもというミジンコ」の2つがあれば、迷わず不安のないミジンコを使うでしょ?
逆に言えば、不安のないミジンコを使いたいなら耐久卵からこだわらないと意味がないと思っています。
趣味ならここまでしないと思います。
しかしメダカはお客さんの手元に行ってからの人生?魚生?の方が長いわけです。
ならばより愛情をかけたくなるようないいメダカを送って、よりメダカに長生きしてもらって、このストレス社会の中でも癒しを感じてもらえればと…メダカ販売者としては思うのです。
そのために幼魚時の育成方法で将来がかなり変わってくると思っています。
真面目な話、メダカに限らず生き物は赤ちゃんの時の栄養でほぼ決まる気がします。
人間は複雑なのでちょっとわかりませんけど。
品種改良という面では、サラブレッドも幼少期の飼葉で大人になってからの競争成績に多大な影響を及ぼすことがわかってきたそうです。
なので筑波めだかでは生まれてからブラインで栄養を取って、その後はミジンコを追いかけて骨格の基礎を作ることを目的としています。
これらは金魚や鯉の生産現場では大切にされている点ですが、メダカにも本当に必要かどうかは正直わかりません。
しかし「やらないよりは出来るならやってくれよ!」と、私が購入者ならそう思うのです。
そうなると今年のように、晩夏に生まれた稚魚もそれほど大きくなくとも越冬できるほどに丈夫に育ちます(と、思っています)。
今回セールで初めてお付き合いいただく方が多かったのですが、よく「しっかりしているメダカ」という言葉を頂けたのもここに由来するのではないだろうかと思います。
見えないところの地味な努力を評価されたようで、とても嬉しいです。
ありがとうございます!
セールは明日の23:59を過ぎると自動的に終了となります。
お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございました。
ご指定日の配送をお待ちの方々、もうしばらくお待ちくださいね!
話は戻りますが…
たまに赤いミジンコがメダカにいいなんてページを目にすることがありますが…
あれ、ただの酸欠状態ですから。
健康なミジンコはほぼ透明です。
「へ~そうなんだ」と、思って頂けたら、下のバナーをポチッとクリック協力お願いします!!
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筑波めだかです。
数週間後に来る産卵ラッシュに備えて、場内整理中でテンヤワンヤです。
ホテイ君の作成とか、効率よく管理のしやすい桶の並べ方とか。
あと数か月で販売可能な品種が倍以上になると思います。
筑波めだかオリジナル品種というのはありませんけど。。
そんな中でも毎年気を遣うのがミジンコです。
ブラインシュリンプは説明書通りの塩分と温度で作れば、まず失敗なんてありません。
でもミジンコは突然全滅してしまったり、思うように増えなかったり。
変な水中生物が繁殖してしまったり。
なので筑波めだかのミジンコは、メダカ以上に過保護にされています。
まずヒルやヒドラ等が湧かないように鶏糞を使いません。
オタマジャクシや飛来物も防ぐため、野外にも置かず通年ハウス内飼育です。
さらには網戸と同じネットでカバーをかけるという念の入れようです。
なぜこんなに面倒なことをするのかというと、その後の管理と作業が楽だからです。
これがミジンコ製造所?のミジンコ。
つまり親となるミジンコです。
これが稚魚孵化桶に行くと、よりたくさんの有機物を摂取して肉眼でもハッキリとわかるほどに2周りくらいの大きさまで成長。
写真でもわかるように、これではまだ稚魚は食べられません。
でもこのミジンコが産んだばかりの子ミジンコを追いかけられるようになれば、もうそこからは急成長。
それにこうして稚魚桶にミジンコを入れておくと、ブラインや粉餌の残りで水が汚れても浄化してくれます。
これが手をかけてまでミジンコを使う意味の、半分くらいのウェイトを占めています。
なのでグリーンウォーターにミジンコを入れると、数日で大きめの苔が底に沈んで水が透明になってきます。
ミジンコは天然の濾過槽ですね。
ミジンコにはタマミジンコ、ケンミジンコ、カイミジンコ等、何十種類ものミジンコが存在します。
餌に最適なのは殻が柔らかいと言われるタマミジンコで、筑波めだかでも純タマミジンコを培養しています。
しかもこのタマミジンコは九州の研究所で培養された耐久卵から孵化したもので、農薬等の物質が一切混ざっていないミジンコなのです!
そこまでこだわるの??
ということですが…
こだわりたい気持ちに応えてくれるこだわりの品があるのだから、そりゃこだわるでしょ(笑)
これが世に存在しないものなら諦めますが、ネットで調べてツテをたどればたどり着く世の中なのですから。
ミジンコ使用意義の半分は、天然濾過槽として。
残り半分は純粋に天然の餌としてですから、口に入るものなら農薬などを有していないミジンコの方がいいと思うからです。
じゃぁ田んぼにいるミジンコを救ってきてはダメなの?ということですが。
確実に農薬を浴びたミジンコだと思いますが、だからといってメダカが死ぬかと言えばまず死にません。
変な子供が生まれてくるかと言えば、おそらく気にするようなことにはならないでしょう。
なのになぜそこまで??ですが…
手元に「全く不安のないミジンコ」と、「もしかしたら不安かもというミジンコ」の2つがあれば、迷わず不安のないミジンコを使うでしょ?
逆に言えば、不安のないミジンコを使いたいなら耐久卵からこだわらないと意味がないと思っています。
趣味ならここまでしないと思います。
しかしメダカはお客さんの手元に行ってからの人生?魚生?の方が長いわけです。
ならばより愛情をかけたくなるようないいメダカを送って、よりメダカに長生きしてもらって、このストレス社会の中でも癒しを感じてもらえればと…メダカ販売者としては思うのです。
そのために幼魚時の育成方法で将来がかなり変わってくると思っています。
真面目な話、メダカに限らず生き物は赤ちゃんの時の栄養でほぼ決まる気がします。
人間は複雑なのでちょっとわかりませんけど。
品種改良という面では、サラブレッドも幼少期の飼葉で大人になってからの競争成績に多大な影響を及ぼすことがわかってきたそうです。
なので筑波めだかでは生まれてからブラインで栄養を取って、その後はミジンコを追いかけて骨格の基礎を作ることを目的としています。
これらは金魚や鯉の生産現場では大切にされている点ですが、メダカにも本当に必要かどうかは正直わかりません。
しかし「やらないよりは出来るならやってくれよ!」と、私が購入者ならそう思うのです。
そうなると今年のように、晩夏に生まれた稚魚もそれほど大きくなくとも越冬できるほどに丈夫に育ちます(と、思っています)。
今回セールで初めてお付き合いいただく方が多かったのですが、よく「しっかりしているメダカ」という言葉を頂けたのもここに由来するのではないだろうかと思います。
見えないところの地味な努力を評価されたようで、とても嬉しいです。
ありがとうございます!
セールは明日の23:59を過ぎると自動的に終了となります。
お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございました。
ご指定日の配送をお待ちの方々、もうしばらくお待ちくださいね!
話は戻りますが…
たまに赤いミジンコがメダカにいいなんてページを目にすることがありますが…
あれ、ただの酸欠状態ですから。
健康なミジンコはほぼ透明です。
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